えまの家計簿

貯金ができるようになった節約術と家計簿の書き方

こんにちは。 えま(@simplehome.8)です。

2019年に家計簿を書く10のSTEPをリニューアル!キャッシュレス決済の流れなどもあり、改めて家計管理をするうえで必要なSTEPを考えて取り組んでいます。

書籍のご紹介

私の家計管理のゴールは、【勝手に貯まる家計管理】です。

特に働いている方にとっては、家計簿を書く時間もない、日々育児に追われている方も多いと思います。最近2人目を出産して、ますます家計管理は後になってしまい、日々家計について考える、ということが難しくなりました。

なので、さらに家計管理の仕組みを自動化する!ということが大切になってきます。

我が家のルールは、旦那の給料内でやりくりして、私の給料は貯金する、ということ。そうすると私の給料は自動的に全額貯金できるという仕組み。さらにそこから自動で投資もしています。

家計管理は数カ月頑張ったからといって結果が出るものではありません。今後何年も取り組まなければいけないテーマ。

だからこそ、「中長期的に苦にならず続けられる」ことが一番大切、だと感じました。

書くことは最低限、必要に応じてアプリも活用しながら勝手に貯まる仕組みを作ってきたのでご紹介します。

えま
えま
家計簿の書き方はこちらもチェックしてくださいね。
週一でOK!簡単すぎる!紙の家計簿の書き方共働きの家計簿ノートの書き方を公開中。忙しいワーママでも確実に貯める家計簿とは?キャッシュレス決済やポイント支払いの家計簿の書き方とは。...
えま
えま
いきなり家計簿にとりかかるはNGです!家計管理の大原則は先取り貯金です。そのためにも、最初に貯金額をいくらにするかを検討します。

年間の収入を書き出す

貯金の目標を立てるためには、ざっくりと年間の収入を把握することから始めます。
貯金額をやみくもに決めるのではなく、他の人に左右されず、しっかりと自分軸の貯金額を設定する必要があります。
まずは世帯年収を書き出してみましょう。

ここでいう、世帯年収は手取り(銀行口座に振り込まれる)金額になります。
健康保険料、年金保険料、所得税、市町村民税など各種税金を除いた金額を確認してみてください。

昨年の給与明細がある方は、明細をもとに計算してみましょう。また、口座を確認して分かるならば、書き写してみましょう。

1か月分の収入…自営業の場合は、昨年をベースに想定される収入で算出。
ボーナス…1年間通してのボーナスを昨年ベースで。新入社員の場合は想定。ボーナスがない場合は考慮しない。

夫の給料
1月 300,000円
2月 310,000円
3月 320,000円
4月 300,000円
・・・・
12月 300,000円
夏ボーナス 500,000円
冬ボーナス 500,000円
合計 4,700,000円

同様に妻の給料も書き出してみて、ざっくりと世帯年収を把握してみてください。

例)夫:470万 妻:130万 計600万の世帯年収と仮定

ボーナスがない場合は記載しなくてもOKです。毎月の生活費に児童手当を組み込んでいる場合は、児童手当を入れた金額を記載します。

社会人で一人暮らしをしている方、大学生でバイト代で生計を立てている方も同様に、想定される年収を書き出してみてください。
自営業の方で、年収がはっきりと分からない方は、だいたいの平均×12か月で、ざっくりと年間収入を把握してみましょう。

貯金の理想金額を把握する

旦那
旦那
収入の2割を貯金にしたらいい、とよく聞くね!
えま
えま
我が家も2割スタートでやっていましたが、今は4割くらいを目標に頑張ってるよ!

貯金できるタイミングと、できづらいタイミングがあるのはご存知でしょうか。それを貯め時といいますが、我が家は貯め時を意識して貯金を加速したり、ゆるめたりしています。

貯め時とは
  • 独身時代
  • 結婚後の共働きの時
  • 子どもが小学生頃まで(塾や習い事があまり多くない時期)
  • 子どもが就職してから定年頃まで

これらも意識して、少しずつ貯金の割合も見直してみてください。
とりあえず、2割と仮置きして貯金額を算出してみましょう。

例1)年収600万の共働きの場合
600×2割=120万

例2)年収250万の一人暮らしの場合
250万×2割=50万

ざっくりと貯金目標を書き出したら、次は生活費を書き出してみてください。

生活費を書き出す

世の中の家計簿には、固定費、変動費、特別費…など色々言葉があります。
家計管理をしていくと、どれが固定費?変動費??と分からなくなります。

それぞれの言葉がどんな定義であるかは、世の中の家計管理本を読むときに参考になるので知っておいて損はありませんが、どちらに入れたらいいか分からない、などで悩むことがあったので、すべて生活費としています。

えま家のルール

固定費…毎月定期的にある支出
住宅費、インターネット、学費、保育園、駐車場代、電気、ガス、水道

変動費…毎月定期的にある支出だが自分で金額を設定できるもの
食費、日用品代、携帯代、小遣い、ガソリン代 など

※定義は多々ありますので、解は1つではありません。

まずは、生活費がいくらかかるか書き出してみてください。ここでは、毎月定期的に必ずある支出を書き出してください。

生活費の例

住宅費 住宅ローン、管理費
光熱費 電気、ガス、水道
通信費 携帯代、インターネット代、固定電話
学費 保育園代、給食費、学童
趣味 習い事、塾
公共料金など月払い NHK、自治体、保険
食費 毎日の食費
日用品 生活に必要な日用品
外食費 外食でかかる費用(飲み会代を除く)
車、バイク ガソリン、駐車場代
医療費 通院費、薬代
ペット エサ代、トリミング、ペットシート

生活費の計算

住宅ローン 100000円
管理費 15000円
駐車場 15000円
電気・ガス・水道 月15000円(ざっくりと平均)
学費(保育園代) 40000円
携帯 夫婦 15000円
インターネット 5000円
食費 45000円
日用品 10000円
お小遣い旦那 40000円
お小遣い妻 30000円
ガソリン代 7000円
子ども習い事 13000円
生活費合計 350000円
年間合計 350000×12か月=4200000円

毎月食費、日用品がいくらかかっているか分からない、という課題があると思います。

生活費は1年間記録しておくと予算組みのときにも便利です。

2020年の電気・ガス・水道・携帯代まとめブログにご訪問いただきありがとうございます、えまです。 2019年、2020年の電気ガス水道の光熱費を振り返りました。 年1回、...

ここで家計簿が登場します。まずは、貯金がうまくできなくてもいいので、一月にかかる費用をとにかくすべて書き出してみてください。

年間の生活費=420万かかっていると仮定します。

特別費を書き出す

生活費、特に食費などは、毎月試行錯誤しながらトライアンドエラーでなんとかやりくりしようと頑張りますが、特別費になった途端、急に財布の紐が緩くなる、ということがあります。

特別費をいかにコントロールできるかが、一番重要だと考えています。

えま家のルール
毎月の支出ではないが、年間通して必ず支出があるものは、特別費として予算を組み、積み立てをしています。

例えば、固定資産税などの税金系は毎月支出はないけれど、年間通して必ず支出があります。

こういうものは特別費として予算化して、支出に備えて積み立てが必要になります。

特別費の旅行、バーゲン、誕生日プレゼントとなると、なぜか大盤振る舞い…という経験ありませんか?

私も社会人になりたてのころは、今しかない!と思い一人でロンドンに行ってみたり、友達とニューヨークに行ったり、とにかく海外が大好きでした。当然、この頃は、入った給料をすべて使う!という感じでした。

特別費支出時は、急に気が緩み、支出が想定を大幅に超えることがあります。ここをいかにコントロールできるかが、貯金にとっては最重要項目だと考えています。

特別費の例

1月 お年玉 30000円
帰省 50000円
おせち 10000円
初詣 5000円
美容室 ママ、パパ、子ども2人 20000円
2月 結婚式 30000円
結婚式ヘアスタイル代 5000円
バレンタイン 5000円
3月 誕生日 20000円
美容室 ママ、パパ、子ども2人 20000円
4月 国内旅行 50000円
入学式 30000円
ランドセル 50000円
学習机 50000円
服代 40000円
5月 美容室 ママ、パパ、子ども2人 20000円
保険年払い 50000円
6月 固定資産税 100000円
NHK 15000円
車検 150000円
・・・・ ・・・・
特別費年間合計 800000円

年間特別費=80万かかっていると仮定します。

特別費管理シート

我が家ではこの特別費管理シートを用いて、毎月ここをチェックしながら、家計管理を進めています。

生活費と特別費を調整する

それでは、生活費と特別費を調整していきましょう。
夢だけ書いても非現実的になってしまいます。現実的にやっていける金額に見直していくことが大切です。

■1年間につかっていいお金
・1年間の貯金額:600万×2割=120万
・1年間につかっていいお金:600万ー120万=480万(生活費・特別費)

■生活費・特別費算出
・生活費想定:420万
・特別費想定:80万

■いくらオーバー?
1年間につかっていいお金ー生活費ー特別費=??
480万ー420万ー80万=20万オーバー

20万足りないことが分かったので、生活費、特別費のテコ入れをしていきます!

見直し~生活費編~

私も実際に実践しましたが、生活費で一番効果があり、かつストレスが少なく大きく節約できる項目は格安SIMの導入です。
車について…車は持たない主義。月数回の利用は贅沢品だと考えて、それならば必要な時にレンタカーやタクシーで乗り切ろうと考えました。

えま家の固定費削減
1位 携帯代 
格安simの導入 ドコモから楽天モバイルに交換して、年間10万以上の節約に成功

楽天モバイルは超お得!

2位 保険 
出産してから学資保険に加入するか検討していた時に保険のファイナンシャルプランナーの方に相談しました。高額療養費制度なども使って考慮し、とにかく過剰に入りすぎないように、とアドバイスされました。保険相談員=悪質な押し売り(笑)というイメージだったけど聞いて良かった!

忙しいママ必見!お家で保険相談♪【保険見直しラボ】

3位 駐車場、車関連
いる?いらない?mustではなくwantであるものは、手放すことも視野に。我が家はバイクを手放しました。
あったらいいけどなくてもいいものでこだわりが無いものは、極力手放す。

4位 食費/日用品
削りすぎも問題有りですが、自分の努力次第で頑張れるところ。ただし、体は資本!無理な節約は禁物!結果風邪をひいたり、栄養バランスが崩れる原因にも。

逆に電気、ガス、水道はどんなに頑張っても0円にすることはできません。それよりも、1度の見直しで大きく変わることができる携帯代など、検討してみてください。

また、住宅費が収入に対してあまりにも高い割合を占めている場合も考えものです。すでに購入してしまった、という場合は他の削減を考える必要がありますが、賃貸の場合は引っ越しも視野に検討してみてもいいかもしれません。引っ越し費用を入れても半年や1年くらいで回収できる場合もあります。

項目 見直し優先度
住居 ◎ 三大支出と言われるくらい支出の割合が高い
車関係
電気・ガス・水道 △ 節約するには限りがある
学費、習い事 ◎ 習い事は過剰にやりすぎてない?
携帯 ◎ 格安SIMの検討
インターネット
食費 ◎ 外食の割合が多い?
日用品 〇 必需品って意外に少ない
お小遣い 〇 小遣いはモチベーションにも繋がるのでよく話し合って決める
サブスク ◎ あまり利用しないサービスは解約
保険 ◎ これも無駄に入りすぎていないか見直し要

見直し~特別費編~

特別費は自分の裁量次第でコントロールできるものが大半です。支払いがmustなものは税金系でしょうか。
あとは、見直しもできますし、なくすこともできる可能性があります。

固定費の見直しは(※とくにお小遣い)は毎月ストレスに感じるところ。
それより、年2回旅行に行っているなら1回は近場にする等、ストレスなく節約できるポイントを探してみてください。

我が家はなるべくお小遣いにはテコ入れしないようにしています。

えま
えま
子どもができたときは1番に食費、2番にお小遣いにテコ入れしたな~。あの時はすんなり受け入れてくれたけど、かなりストレスだったと思うな…
1月 お年玉 30000円
帰省 50000円
おせち 10000円
初詣 5000円
美容室 ママ、パパ、子ども2人 20000円
2月 結婚式 30000円
結婚式ヘアスタイル代 5000円
バレンタイン 5000円
3月 誕生日 20000円
美容室 ママ、パパ、子ども2人 20000円
4月 国内旅行 50000円
入学式 30000円
ランドセル 50000円
学習机 50000円
服代 40000円
5月 美容室 ママ、パパ、子ども2人 20000円
保険年払い 50000円
6月 固定資産税 100000円
車検 150000円
・・・・ ・・・・
特別費年間合計 800000円

赤色についてはおおむね自由に設定できる金額だと思います。ただ、この赤色部分は生活をする上で必要不可欠なものもあります。
そういう場合は、優先順位を決めて、妥協できる点を家族で相談してみてください。

貯金目標を改めて設定する

20万の赤字が想定されたので、貯金額は減らさずに、固定費で格安SIMの導入や、お小遣い、食費などを削ろう!など、どこか削れるかを考えてみましょう。

これが限界だ、という場合は貯金額を見直すのもありです。

重要なのは「無理をしない」。無理して節約、節約となると挫折する一番の原因です。

口座を整理する

貯金額が決まったら、是非やっていただきたいのが貯金専用口座をつくることです。

大学生であれ、社会人1年目の方であれ、共働きの方であれ、『先取り貯金をして、貯金専用口座で貯める』はルールは同じです。

今ある口座でもいいので、どれか一つを貯金専用口座にしてみてください。

貯金専用口座は基本はプラスになる一方の口座です。例えば2019年1月の残高が200万だとして、2020年1月の残高が350万だとすると、1年間で+150万になった!というのが、可視化されて、モチベーションUPに繋がります。

日々の1円単位の管理より、資産の増減把握がとても大事。分かりやすい家計管理が一番続きます。

キャッシュレス決済を整理する

私も社会人なりたての頃は、マルイのクレジットカードを始め、各種クレジットカードを持っていました。今は楽天カードのみ。(ポイ活用にTポイントカードは持っています。)

クレジットカードやキャッシュレス決済が複数あると、必ずと言っていいほど

  • 引き落とし日が複数あるため、引き落としのお金が足りないことがある
  • 利用した日は現金としてまだ手元にあるので間違って使ってしまう
  • 現金がなくても買えてしまうので、ついつい使いすぎる

要するに、管理が非常に難しいのがキャッシュレス決済の悪いところ・・・
ただし、家計が整った今では、我が家ではクレジットカードは特別費の支払いとして使うことが多いです。

整うまでは、まずはクレジットカードを極力使わない生活(使っても1枚にする)ことをオススメしますが、このご時世、キャッシュレス決済なしではなかなか生活できない、といったのも現状でしょう。

我が家は
①楽天クレジットカード
②paypay
③suica

が主なキャッシュレス決済です。

①は主に電気ガス水道や特別費、ネット通販や宅配サービスの決済
②は週1回週末作り置きの買い出しをしていますが、その時のスーパーで利用
※激安スーパーなのでクレジット決済ができず…なぜかpaypayが導入されたので、paypayを利用
③suicaは電車利用。suicaの便利さって、ワンタッチでできるところ。メルペイや楽天ペイは起動してパスワードを入れて…ってあの手間がメンドイ。ついついsuicaにしてしまいところだが、suicaの明細って本当に分かりづらい。何に使ったかいまいち思い出せないので、なるべく電車賃以外は楽天カードで決済するようにしています。(ポイント還元もあるし。)

デパートごとのカード持っていると、ついつい10%offセールで行ってしまいませんか?クレジットカードを整えることで、こういう誘惑もなくなり、服も必要以上に買うことがなくなりました。

家計簿を書く

・1年間につかっていいお金:600万ー120万=480万(生活費・特別費)
この480万でどうやりくりしていくかを家計簿で管理していきます。

この480万を毎月の生活費や特別費に割り振っていきます。

月の生活費を決める

上の【生活費を書き出す】で生活費を書き出しました。これは生活に欠かせない絶対必要な金額です。仮に月30万の生活費だとしましょう。

・1年間につかっていいお金:600万ー120万=480万(生活費・特別費)
・480万ー30万×12カ月=120万(特別費にあてられる金額の上限)

特別費を決める

上の【特別費を書き出す】で特別費を書き出しました。夢いっぱい書き込んでみて、実際の使っていいお金とギャップが生まれた場合は減らす努力をしましょう。
仮に年間80万の特別費だとしましょう。

・1年間につかっていいお金:600万ー120万=480万(生活費・特別費)
・480万ー30万×12カ月=120万(特別費にあてられる金額の上限)
・120万ー80万=40万余り

ここで、余裕がありそうだったら貯金額を増やしてもよし、生活費としてプール(蓄えておく)でもよし。

オーバーはつきものです。貯金に手を出さずにいけることは自信に繋がりますし、頑張って家計管理継続しようと思えるきっかけにもなります。

月の家計簿イメージ 表面
月の家計簿イメージ 裏面

我が家では上のような家計簿を使っています。また、ブログでは印刷版も用意しているので、是非downloadしてみてください。

貯め体質になれる「えまの家計簿」フォーマット※インスタでDL案内中えまの家計簿フォーマットが無料でダウンロードいただけます。STEP方式で貯め体質になるよう貯金STEPシートもご活用ください。書籍に記載している内容をもとに作成していますので、書籍もチェック。...

貯金額の推移を記録する

上で「日々の1円単位の管理より、資産の増減把握がとても大事」と記載したように、我が家では年数回資産の把握を行っています。

資産の種類が多い方(積立NISA、確定拠出年金、会社の財形、子供の貯金、保険積立…など)は、資産推移シートを1年間分つくることをオススメします。

これは毎月つけなくても3カ月や半年に1回書くことで、いくら増えたかを可視化できるものになっていてとても便利です。もちろん毎月書いてももOK。

えま
えま
家計管理は1か月やそこらで大幅に改善するものではありません。トライアンドエラーで少しずつ改善していき、貯金の仕組みを作っていってください。家計簿はあくまでも参考で、オリジナルにカスタマイズすることをオススメします。

また、我が家も愛用している資産管理にオススメなアプリはこちら!【PR】

月1回資産全体を管理するのに使っています。有料会員もありますが、今のところ広告はありますが、無料で使い続けています。
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コチラのシートも参考に

貯めるために必要な手順を記載したシートを無料で配布しています。あくまでも私が実践している貯める手順なので、ご理解いただけますと幸いです。

書籍発売3日で重版!

2019年7月に書籍「えまの家計簿」を発売し、発売3日で重版家計簿の書き方や、家計簿を書く前にすべき重要なことなど貯め体質になった内容をより詳細に掲載しています。お手にとっていただけますと光栄です。